幕末下級武士の絵日記―その暮らしと住まいの風景を読む
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幕末下級武士の絵日記―その暮らしと住まいの風景を読む
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ジャンル: | 本
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セールスランク: | 23130 位
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発送可能時期: | 通常24時間以内に発送
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参考価格: | ¥ 1,470 (税込)
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テレビもインターネットもケイタイも無かったけど・・・
幕末のころ、尾崎石城という下級武士によって書かれた絵日記である。
描かれた絵からは、そのときの情景が目に浮かんでくるようで、ほほえましい雰囲気がよく出ている。
日記には日常生活のこまごました事柄がかかれているが、そのほとんどが毎日友人たちと遊んだり酒を飲んだり食べたりしたこと。なんとも優雅な毎日を送っている様子である。
酒盛りの場所となっているのがお互いの家だったり、近くにあるお寺だったり、料理屋だったりするのだが、面白いのは寺の和尚も酒を飲み、近所に住む女たちもそこに集まっていることだ。江戸時代の武士というと規律に縛られ堅苦しいイメージしかなかったが、実は自由な毎日を謳歌していたようだ。
はるか200年以上前に書かれたものだが、現在の私たちが読んでいてクスクス笑ってしまうようなこっけいなエピソードもあり、また、弱者に対するこんなにもいきわたった相互扶助の関係は、果たして今もあるのだろうかと考えさせられるところもある。筆者がまえがきで述べられているように、この本を読んで少しでも未来への示唆が得られればと思う。
江戸時代の下級武士の住まいを通じて現代を読む
埼玉県行田市にあった忍藩の下級武士が綴った絵日記から当時の暮らしぶりを読み解いたもの。
現代人が考える以上に豊かな食生活、近隣住民との密な交流振りが興味深いが、本書で最も印象に残るのは江戸時代の中下級武士の住まい(間取り)を通じて現代の住居について考察する一章。住宅計画学、住宅史学を専門とする著者ならではの考察で非常に楽しめた。
目からウロコです
貧乏で、衣替えをするお金がないために、仮病を使おうとしてみたり、
そのくせ、二日と明けず友人宅で飲み明かしたり、また、近所で不遇な人がいたら、
なけなしのお金をはたいて面倒をみてあげたり。
でも、飲んでばかりではなく、学問もすれば武道もする・・・・
幕末の武士というと、新撰組のような激しい生き方をした、というイメージを
持っていたのですが、どっこい、普通の武士はこんなのんびりした、
しかし、人情味あふれる暮らしをしていた、っていうのを初めて知りました。
挿絵も秀逸。読んでいて楽しくなります。
江戸ものが好きな方はぜひ読んでみてください。
相模書房
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